ぱるおの独り言

ギャンブル依存症になって回復していく過程をつらつらと。

自助グループについて

いろんな方が書かれていますが、私も自助グループについて書いてみようと思います。

 

まず、自助グループとは何か。

 

なんらかの障害・困難や問題、悩みを抱えた人が同様な問題を抱えている個人や家族と共に当事者同士の自発的なつながりで結びついた集団。その問題の専門家の手にグループの運営を委ねず、あくまで当事者たちが独立しているというのが特徴的である。(ウィキペディア参照)

 

情報を得るには、ポスター・チラシなどがありますが、今の時代、一番手っ取り早いのがネット検索ですね。

たいていの自助グループはホームページを持ってますから、そこにアクセスするのが早道です。

 

しかし、情報が少ない。

 

私が通っているのはギャンブル依存症当事者の自助グループですが、伝統という決めごとがあります。

 

広報活動は宣伝よりも惹きつける魅力によるものである、というのがあります。

積極的に宣伝はしないという事ですね。

 

これには理由があって、基本的には自助グループ内では自分が何者かは名乗る必要が無いんですね。

参加者の素性は分からないし、名前すら名乗らない。

このことで、誰が何をしゃべってもその内容はその場に留めることが出来るのです。

秘密は守られます。

だから安心して恥ずかしい話を吐き出して、自分を楽にすることが出来るんですね。

 

なので、自助グループの中ではこんな話をしてます!とか、こんな人が参加してます!みたいなことは発信できないんです。

どんなところかは、まず参加してみて下さいね、という事です。

 

私が参加しているギャンブル依存症当事者のグループは何をしているのかというと・・・、

 

週に1回決まった時間に集まって、参加者それぞれが言いたいこと辛いこと良かったことなどを話します。

一応テーマがあって、テーマに沿って進められますが、フリーで話しても大丈夫です。

時間の制約はありますが、参加者全員が話しできるように時間配分をしています。

 

これを分かち合いと言います。

 

話すだけで何が変わるのか?と思われるかもしれませんが、誰にも相談できないこと、墓場まで持って行きたいこと、誰に相談したらいいかわからないこと等、自分の中にあるモヤモヤを吐き出すことで、とてもすっきりします。

 

Twitterなどに書き込むというのも一つの手ではあるのですが、自分の声で発することの効果はとても大きいです。

 

ミーティング中は意見を述べたり反論したりはできませんが、ミーティングの前後、主に終わった後のフェローシップという雑談会では相談や意見を求めることもできます。

 

参加者は多種多様で、いろんな経験をしてきた人たちがいますから、他の人の話を聞くだけでもとても参考になったりします。

 

私は自助グループに救われたので、自助グループ推しになっていますが、もちろん合わない人、苦手な人もいると思います。

しかし、依存症にとっての病院は自助グループであり、薬は分かち合いです。

ガンになって病院に行かない人はいないでしょう。依存症も病気ですから自助に行くしかないんですね。

 

行かない理由を付けるのは最初の人よりも、何回か通ってギャンブルが止まっている人の方が多いです。

必要ないと思うんでしょうかね?

 

依存症は治らない病気ですから、行き続けること、繋がり続けることが重要ですね。